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ブラインドサッカーの特徴

パラリンピックでも採用される国際視覚障害者スポーツ協会が定めるルールでは以下のようなルールが設定され、全世界で広く行われているスポーツである。

この競技の特色を挙げるとするならば、まず第一にプレイヤーに与えられる「自由さ」であろう。視覚障害者の「障害者」たる所以は行動の不自由さにある。 駅のプラットホームをあげるまでもなく、欄干の無い橋を常に歩いている危険性と不安が纏わり付いてしまう。

しかしながら、いざピッチの中に入ってしまえば選手には自由に走り回れる自由さが与えられる。 これは、ブラインドサッカー愛好者の全てが感じる魅力であろう。サッカーが元来持つ「自由さ」とあいまって自由に考え、行動する快感は代えがたいものがある。 しかしながら、その自由さ故、コーチの掛ける声やわずかに聞こえるボールの音を頼りに全てをイマジネートしなくてはならない。 これが、視覚障害者スポーツの中でブラインドサッカーが難しいと言われる要因の一つである。 これを克服するのは恐怖心の克服、方向感覚の鍛錬、声やボールの音に対する距離感などがあげられるが、もっとも必要なのはチーム間のコミュニケーションにある。 フィールドプレイヤー全員のポジショニングの把握、キーパーコーラー監督との連携。それらがチームとして融合した時に、ゴールという光明がチームを照らす。 健常者、視覚障害者という枠は振り払われ、共に勝利を味わえるという、新しいサッカー文化が全国で蠢動している。

そして、サッカーという世界共通語という魅力もサッカーファンならずとも惹かれる要因であるのは言うまでも無い所であろう。 スペインの大胆なサイドの攻撃と正確なサイドチェンジなどから生まれる攻撃的サッカーは慣れ親しんでいる無敵艦隊・スペイン代表に通じる所がある。 ブラジルは圧倒的な個人技でドリブル突破や個々の局面の打開でゴールを捻じ開ける。 ブラインドサッカーと言えどもその国のサッカースタイルに共通しているという事実も興味深い。

アジア選手権、パラリンピック、そして世界選手権と日本から世界へとその広がりは今急激に広がろうとしている。

以下はブラインドサッカーの特徴をピックアップしましたのでご参照ください。

アイマスクの着用
フィールドプレイヤーは視力的な差を無くすために装着が義務付けられる。公式戦ではアイパッチをして、厳正なチェックが行われる。
アイマスク

アイマスク

試合時間
前後半、各25分ハーフ、計50分で行われる。
選手交代
選手登録はフィールドプレイヤー8人。GK2人が登録でき、試合中の選手交代は何度でも行える。
声掛け
フィールドプレイヤーは相手選手がボールをキープしている場合や、ルーズボールの競い合いの際には特定の掛け声を出さなくてはならない。 これは足音を消してボールを奪うという非紳士的行為をするのでは無く、声を掛けながら正々堂々と相手に向かうという意味と選手同士の接触事故の防止という意味合いもある。 スペイン語・ポルトガル語ではボイ(スペイン語で行くぞの意)。 韓国ではカンダ。日本代表では「まいど」が使用されていたが日本選手権も含め、世界的な掛け声の統一の流れがあり、現在では「ボイ」が使用されている。
監督コーラーキーパーの声掛け
監督コーラーキーパーがそれぞれ1/3を目安に選手に対して指示を行う事が出来る。 しかし、範囲を超えての指示は警告の対象となる。
装備
怪我の防止の為、ヘッドギア、レガースの着用が義務付けられる。
その他
スライディングの禁止など、概ねフットサルのルールと同様である。